今回、生まれて初めての別荘を持つ!という、筆者の仕事仲間である「Mさん」を密着取材させていただきました!
これから別荘を持とうと思っている方は必見の3部作コラムですよ!!
別荘を買う理由。世界中を飛び回っていたこれまで
東京生まれ東京育ちのラジオプロデユーサーであるMさんは、昼夜を問わず働く敏腕ディレクター。趣味は旅行。
何となく派手なイメージのある放送業界ですが、番組制作は想像以上に地味で過酷な作業です。
編集などで10時間近くスタジオにこもることもしばしば。
根を詰めた作業の後は、とにかく今いる場所を離れてどこかに移動し、全く違う空気を吸いたい!と切実に思う日々を過ごしています。
Mさんは、これまでにアジア諸国はもちろん、ベルギー、フランス、ドイツ、イタリア、フィンランドなど、主にヨーロッパを中心に20カ国以上を仕事プライベート問わず、1年に平均5回は海外に飛んでいたそうです。
もともと建築物が好きなMさんは、暇さえあれば、土地やマンションの価格が比較的安く、自然も豊か、知人も移住していて東京からでも気軽に行ける山梨で、物件を探していました。
しかしそれは資金面でも現実的ではない、半分夢ののような “物件探し” 。
ネットで物件を見ては、そこにどんな空間を作ろうか・・・と空想するのが、ただただ楽しかったそうです。
本格的に始めた別荘地探し
そんな夢が現実感をおびたのはコロナが理由でした。
コロナ禍でなかなか思うように海外旅行ができないならば、旅行にかけるつもりだった数年分の旅行資金を、山梨の空間作りに使おう!という気持ちが固まり、現実に “買えそう” な物件探しをスタート。
しかし、いざこれまで見てきた物件を再チェックすると、貯金を使い果たすに値するものには思えなかったそうです。
そこでエリアを広げてチェックすると、ある管理別荘地のホームページと出会いました。
ここだ!
このエリアにはマンションもあれば中古一軒家、土地だけの物件もある。
すぐに販売会社に電話をし物件をチェック。
リフォーム資金を見込んでも、どうにかいけそう!と思うマンションを、昨年の1月に見に行ったそうです。
やや古めながらもしっかりとした建物。
広さもちょうどいいし採光も申し分ない。でも湿気が気になるし、なぜかワクワクしない。
今度は中古一軒家が見たくなり「車を買うくらいの資金で買える物件はありますか?」と聞くと、担当者さんが「ここもいかがでしょう?」と見せてくれた一軒家。
いい!ここ、いい!
ここなら思いっきりデザインできる!価格も現実的!
Mさんの中ではほぼ決まったも同然でした。「ここにしましょうかね」と担当者さんに伝えます。
やっと良い一戸建て物件に出会えてよかった・・・とホクホク気分の帰り道のことです。
Mさんは担当者さんに「ところで、とんでもない掘り出し物とかって、ないんですか?」と聞いてみたそうです。
別荘エリアに植生する木々や寒冷地の家の問題点など、その場所のすべてを知り尽くし誠意のある担当者さんにすっかり心を許したMさんは、無茶振りをしてみました。
その返事は、「実はあるんです」。
そこは雪の積もるなか、カラ松、白樺、ミズナラ、ハンノキなどが群生する雑木林でした。
万人にはお勧めできなくても、自分だけの欲しい土地がある
やっと見つけた・・・!
雑木林のその土地を見た瞬間に、Mさんは購入を決めたそうです。
たくさんの物件を調べ尽くしたと思っていたのに、ここに来てまさかこんなに心惹かれる土地と出会えるなんて。
ざっと見た感じ100本ほどの針葉樹と広葉樹がそびえ立つ、不動産担当者が勧めることすらしなかった斜面や沢のある雑木林に、Mさんは無性に惹きつけられたのです。
とにかく気持ちいい!そこに向かう道すら気持ちいい。と、心の底からワクワクする感覚を覚えたそうです。
この場所に文字通り、一から自分好みの別荘を建てたい。
木々の伐採は最低限に留め、できるだけコンクリートなどは使わずに自然の素材で斜面を埋めて小道を作り、伐採した木は小さく割って薪ストーブに使いたい・・・。
夢がリアルなイメージとなって次々と頭の中に広がります。

人にはそれぞれ異なる好みがあるように、それぞれに惹かれる土地も、欲しいと思える土地も、全く異なるのですね。
やっと出会えた “自分だけの理想の土地” 。
M さんの最高の別荘イメージは膨らむものの、現実は斜面や沢もある雑木林。
この場所がどのように別荘地として見事に造成されていくのか、次回から詳しくご紹介していきます。