キホン④ リスクを知る ~不動産を所有することのリスクって?~

憧れだった山や別荘地を買えるかも!と、ワクワクで浮き足立っているあなた!

ちょっとお待ちください!

不動産を所有するには、それなりのリスクも伴います。

名義変更の後に後悔しないためにも、一旦冷静に立ち止まって、ゆっくり考えてから購入をすすめましょう。

 

① ランニングコスト

例えば、マイカーを持てば、ガソリン代、修理代、車検代、自動車税など…いろいろな維持経費がかかりますね。

不動産も同様です。建物が傷まないように補修をしたり、敷地の草を刈ることはもちろん、使っていなくとも毎年固定資産税がかかります。

仮に1円で売買される不動産でさえ、一度所有すれば、永遠にコスト0円で所有し続けられるということはありません。

 

かかる費用は不動産によってまちまちですが、金銭に関することはとくにトラブルにつながりやすいです。

売り手は、これまでに物件を保有していて発生した費用をなるべく詳細に買い手に伝えましょう。

買い手は、これまでにかかった費用等を詳細に確認しつつ、現地を見ながら「どんなコストがかかりそうか」も確認しておくようにしましょう。

 

② 管理責任

不動産の所有者は、もれなく「善管注意義務」という義務を負っています。

例えば「倒れそうな木をずっと放置していて、それが倒れて運悪く通行人にあたってケガをさせた」という場合、善管注意義務を違反したと判断され、多額の損害賠償を負う場合もあります。

ちなみに、法的には「自然災害等でやむを得ず起こった事故の責任は所有者には無い」と解釈されるものの、この「善管注意義務をきちんと果たしていたか」についてはよく争いになります。

 

こまめに除草・伐採をしたり、近隣の方とも挨拶を交わすなどして「あの所有者は物件をこまかく手入れしていた」といった事実を作っておくだけでも、この管理責任を問われたときの証拠になる場合もあります。

なお、頻繁に足を運べない場合には、地元の工事業者や不動産会社等に維持管理の作業や点検を依頼することも有効な手法です。

 

③ 簡単に処分できない

不動産は「使わなくなったからもう手放したい」となっても、法律上「処分する・手放す」ということが出来ません。

ババ抜きのババのように、誰かがそのカード(不動産)を引き受けてくれるまで、それは永遠に所有し続けなければなりませんし、生前に手放せなければ、それは自分の相続人となる家族などに引き継がせ、家族が永遠に所有し続けることになります。

そのため、買い手は「本当に後悔しないか?」「もし使わなくなったら、自分と同じ利用目的を持った人に譲れそうか?」といった観点でも、購入前に冷静に考えてみましょう。

 

ただ、「一度買ったら、何が何でも一生所有し続けなければならない」わけではありません。

むしろ古本屋のように「使わなくなったら、次に使いたい人へバトンを渡す」イメージで、本サイトなどを利用して譲っていけばよいかと思います。

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