大人も子供も楽しめる!森の中での遊び5選!

夏真っ盛りのこの時季。

物件探しやキャンプなどで森の中に出掛ける機会も増えそうです。

今回は「森の中やアウトドアで手軽に楽しめる遊び5選」をご紹介します。

 

① スラックライン

木々の間に張り渡した幅4センチほどのベルト状のラインの上に立ち、バランスを取りながら渡るスラックライン。

綱渡りとトランポリンを融合させたような遊びで、アメリカのロッククライマーたちによって考案され、欧米で人気が広がりました。

日本でも近年、体験イベントや大会が各地で開かれています。

 

簡単そうに見えますが最初はかなり難しく、端から端まで渡り切るのは至難の技。

しかし達人級になるとラインの上で飛び上がって前転をしたり、ヨガのポーズをとったりしてしまうひともいるから驚きです。

そんなレベルに達しなくても、綱渡りのようにラインの上を少しずつ歩くことで、楽しみながらバランス感を養ったり、体幹を鍛えたりする効果が期待でき、グループや親子で楽しむのにぴったりの遊びです。

 

スラックラインに欠かせないのが支柱となる丈夫な木の存在。

トラックの荷締めなどに使われるラチェットと呼ばれる金具を使ってラインに強いテンションをかけて張るため、しっかりと根を張った直径30センチ以上の木を選びます。

スラックラインの設置は、丈夫な木を選びたい

 

ラインの長さは、ラインの全長や木の間隔に応じて10メートル以上まで伸ばせますが、最初は4メートル以下で、地面からの高さは30センチほどが安全。

さまざまな動きや技がありますが、まずは端から端まで渡り切るのが基本です。

 

慣れないうちは、歩き出してすぐにバランスを崩して地面に着地してしまう場合がほとんど。

首尾よく真ん中あたりまで到達しても、ベルトがトランポリンのようにたわみ始め、その揺れを抑えようと身体に力を入れると余計に揺れが大きくなり、収拾が付かなくなって地面に着地…というパターンが普通です。

 

初心者でも楽しめるのが、両手に握ったスキーやトレッキング用のストックを地面に突いたり、他のひとに片手を握ってもらったりしながら歩く方法。

これだと子供や初心者でも最後までラインを渡り切りやすくなります。

簡単そうに見えますが、これだけでも意外と達成感があります。

若者から親子連れまで思い思いの方法で楽しめる
スラックライン

 

スラックラインはコンパクトに収納でき、クルマに積んでおいても邪魔にならず、1万円程度で買えるセットもあります。

 

ちょうど良い間隔で生えている二本の木がフィールドに生えていたらしめたもの。

ラインの安全な張り方や遊び方のコツ、さまざまな動きや技を紹介する専門サイトもあるので、ぜひ参考にしてみましょう。

 

② 木登り(ツリークライミング)

子供の頃、公園などで木登りに夢中になったひとも多いのではないでしょうか。

 

現在は事故防止のため、自由に木登りを楽しめる場所が少なくなりました。

でもたまには子供たちに自然の中で思い切り木登りをさせてあげたいもの。大人にとっても木登りは全身で非日常的な感覚を味わえる面白さがあります。

 

本格的なツリークライミングは、ロープやハーネスといった専用の道具を使い、経験者に指導をしてもらいながら行います。

ただ森の中で行う木登りは、「登れそう!」「登ってみたい!」と思った木に、自分自身の力でよじ登るシンプルな遊び。

天然のアスレチック感覚で楽しく安全に楽しむためのコツや注意点をまとめました。

木登りは全身運動。野生に戻る感覚を楽しみたい

 

自分の感覚を大切に!

握力や腕力、高い場所に対する恐怖心、落下したときに両足でバランスよく着地できるか…。

そういった身体感覚はひとそれぞれで、自分自身にしか分からないもの。

 

「あの枝には何とか手が届きそうだ」「この枝よりも高い位置に登ってしまうと降りるときに怖そう」「樹高は高いけど、枝が多いから意外と登れそう」。

こうした自分自身の「内なる安全センサー」を感じ取ることが大切になります。

 

自信がなければ最初に登る高さは自分が手を伸ばしたくらいまでにとどめておくのが安全。

高さへの恐怖心や体力、安全に地面まで降りられそうか、などを確かめます。

 

登りやすい木を探す

登りやすいのが低い位置からハシゴ状に枝が伸びている木。

ただ、そうした都合の良い木は、なかなかありませんが、枝打ちなどの手入れがされていないヒノキやスギといった針葉樹は意外と木登り向け。枝が四方に広がった広葉樹も適しています。

 

「もう少し低い位置に枝が一本あれば、そこをスタートにして上まで登って行けるのに…」。

そんなときは周りのひとが肩車をして枝に手を届かせてあげるのも一案。

降りるときは再び肩車をしてもらうか、一番下の枝に両手でぶら下がり、足先をなるべく低い位置に下げてからゆっくりと手を放して両足で着地します。

登りやすい枝ぶりの木を探したい

危険な木を知る

樹種の見極めも大切です。

避けたいのが枝や幹が折れやすい木。カキ、クルミ、クリ、キリなどは折れやすい木の典型です。

これらの木は、太めの枝でも体重をのせるとポッキリ折れてしまう場合があり、特に注意が必要です。

 

一方、コナラやクヌギ、ケヤキ、ヒノキなどは幹や枝が折れにくく、木登り向きといえます。

ただこれらの木々は手が届く位置に枝を付けていることが少ないため、登りやすい木を見つけたらラッキーです。

 

リスクを把握

木登りでもう一つ気を付けたいのが枯れ木や枯れ枝の存在。

「間違って枯れ枝をつかんだらポッキリと折れて地面に落ちた」という話も実際にあります。

 

またレアケースですが木の枝や幹にハチが巣を作っていることもあります。

樹上でスズメバチに襲われたら逃げられません。

木の上でハチが飛び回っていたり、羽音がしたりしていないか。またハチの巣が見えないかを必ず確認します。

 

カラマツの木などに絡みつくツタウルシも要注意。

体質によっては葉を触ると激しくかぶれます。木にツルが巻き付いていたら要チェックです。

 

また木登りの際は、枝などに引っ掛かってしまう事故を防ぐために、ネックレスなど身体に付けるアクセサリー類を外しておくのが安全。

足回りはブーツよりも、足首を曲げやすく、靴底が柔らかい靴の方が向いています。

注意したいスズメバチの巣

 

③ ハンモック

木々の間に渡したハンモックに揺られながらお昼寝…。

人生の中で、ありそうで意外とないのが、そんなシチュエーションではないでしょうか。

 

身体全体が包まれるような柔らかな寝心地と心地よい浮遊感。

そして自然な揺らぎと、真上に広がる木々の緑…。

非日常感たっぷりで、一度体験すると大人も子供もやみつきになる。

そんなアイテムがハンモックです。

 

高さ10~30センチ程度とはいえ、空中に浮いているため、地面からの湿気や、アリやヒルといった虫たちに悩まされないで済むのも長所。

高温多湿の熱帯地域では、毎晩ハンモックで寝ているひとたちがいるという話もうなずけます。

ブランコとベッドをミックスしたようなハンモックの感覚は、子供たちに大人気

 

吊り下げ用の鉄製支柱が付いた室内用ハンモックも売られていますが、やはり木々の間に渡したハンモックの雰囲気は特別。

吊り下げ用のひもが付いた布製ハンモックは、リユースショップなどで2000円程度で販売されています。

 

また近年、キャンプ場でときどき見かけるようになった「ハンモックテント」も夏のソロキャンプなどにおすすめです。

価格は高めですが、雨よけのフライシートと蚊よけのメッシュが付いていて、蒸し暑い夏の夜も快適に過ごせそうです。

 

実は日本でもハンモックが必須のシチュエーションがあります。

それは吸血性のヤマビルが多い地域での林業。

 

気付かぬうちに皮膚に張り付いて血を吸うヤマビルは、厄介もの以外の何者でもありません。

そこで林業者は、お昼休みになると持参したハンモックを木々の間に吊り、その上でお昼ご飯を食べたり、昼寝をしたりしています。

ハンモックに揺られながら木陰でうたた寝…。そんな夢を実現させたい

 

スラックラインと同様に、ハンモックを吊るための丈夫な木は、森に出掛けないとなかなか出会えないもの。

 

こうした遊びを手軽に楽しめるのは森の中にいる特権です。

フィールドの一角に適当な間隔で木が生えていたらハンモックの出番。

供は大喜び、都会の生活に疲れた大人もきっと癒やされることでしょう。

 

④ 森のブランコ

大きく枝を張り出した木がフィールドにあったら、一度は試してみたいのが木の枝から吊り下げた「森のブランコ」。

 

木の枝にロープをかけて、座面を取り付けるだけのシンプルなつくりでOKです。

座面は座りやすい板がベストですが、なければ太めの木の枝や丸太でも代用できます。

 

ポイントになるのがロープを掛けやすい形の木の枝を探すこと。

なるべく横に張り出していて、大人が体重を掛けても折れないくらい太いものが最適。

コナラやクヌギ、シイ・カシ類といった丈夫な広葉樹の枝、ヒノキやスギ、アカマツといった太めの針葉樹の枝で、ブランコに適した枝ぶりを探します。

木登りと同じように、クリやクルミといった折れやすい木は避けましょう。

 

適当な枝が見つからないときは、木の幹と枝の間などにできた二股部分に丸太を架け渡し、そこにロープを掛ける方法もあります。

子供に大人気の森のブランコ

 

木の枝にロープを掛けるときは、木に登って掛けるのが一番シンプル。

 

登るための手掛かりや足掛かりとなる枝がなかったり、ロープを掛ける枝が高過ぎたりするときは、丈夫で細いひもの先に、小石や短い木の枝を結び付けて枝の向こう側に放り投げる方法もあります。

小石や枝が地面に着地したら、いったんひもを外し、今度はブランコを吊り下げるための丈夫なロープをひもの先端に結び付けます。

 

反対側のひもの端をたぐり寄せて引き上げれば、ロープが木の枝の上に掛かった状態になります。

同じ作業を別のロープでもう一度、繰り返すとブランコを吊り下げるための二組のロープを木の枝にセットすることができます。

の方法だとロープを回収するときも木に登らなくて済みます。

 

枝にセットされた二組のロープに、ブランコの座面を取り付ければ簡易ブランコの完成。

ブランコが出来たら一度、ゆっくりと座ってみて、ロープを掛けている枝の強度を確かめます。

ブランコの揺れでロープが枝にこすれて傷む可能性があるため、熱や摩擦に強い麻入りのロープなどを使い、ときどきロープの状態を点検します。

身近にあるもので工夫して作りたい

 

キャンプサイトなどのフィールドに木のブランコがあると、どことなく豊かな気持ちになれるのが不思議です。

ハンモックと同じように、自然の木立を利用したアイテムは、リラックス効果を高めてくれるような気がします。

 

⑤ ロックバランシング

最近、静かなブームが起きているのが、河原などの石を積み上げてアーティスティックな形をつくる「ロックバランシング」。

雨による増水で釣りや川遊びができないときでも、大人も子供もみんなで楽しめるのが魅力です。

 

まるで接着剤で張り付けたような絶妙なバランスで積まれた石たちの姿は、初めて見る人にとっては「宗教的な儀式か!?」と思わず目を疑うほど衝撃的。

自分自身も三年程前に初めて近所の河原で見かけたときは、ロックバランシングという遊びの存在を知らず、魔法をかけられたような形で積まれた石たちの姿に戦慄が走りました。

筆者が挑戦したロックバランシング。芸術的センスのなさが露呈!?

 

遊び方自体はシンプル。

落ちている石を探しながら自分のインスピレーションのおもむくままに石を積み上げていきます。

SNSには橋のような「ブリッジ」や神社の灯篭、動物の姿といったさまざまな作品が投稿されています。

そうした中から簡単そうなものを選んで参考にするのもよいでしょう。

河原で見かけた作品。見た目も涼しげだ

 

デジタルツールを駆使した娯楽があふれる中で、アナログの極致ともいえるロックバランシング。

 

たくさんの石の中からイメージと重なるものを一つずつ選び、指先に全神経を集中させて静かに一つずつ積み重ねていく…。

「まるで重力が存在しないかのように、いかに不自然に積むか」。そこにロックバランシングの妙があります。

そよ風が吹いても崩れるくらいの絶妙なバランスを追求していくと、未体験の魅力にはまっていくことでしょう。

 

河原の石を使った遊びと言えば「水切り」がおなじみですが、ロックバランシングも新たな定番になりそうな可能性を秘めています。 

 

さいごに

紹介した「森の中での遊び5選」はいかがだったでしょうか?

普段あまり使わない「カラダ」と「ココロ」をフルに使うシンプルな遊びにこの夏、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

コンパクトに収納できるハンモック(右)とスラックライン(左)

クルマに積んでおくと遊びの可能性が広がる

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